back

月へ昇る階段。

7月31日（火）

苦労してつくったものでも、壊す勇気が必要だ。
前へ進むために・・・


創世の神秘は君もわれも知らない。
その謎は君やわれには解けない。
何を言い合おうと幕の外のこと、
その幕がおりたらわれらは形もない。

『ルバイヤート』より

7月30日（月）

裏庭のイメージ。

7月29日（日）

「ぼくらは〈この世〉に何となく〈未知〉の部分を感じている。だから、見えるものだけが〈この世〉だなんて、到底信じることはできないんだ。そうなんだ、ぼくらはもう〈見えるもの〉をそのまま描けるようにはならないんだ・・・」　（『春の戴冠』より）

7月27日（金）

脳の遺伝的な構造は、私たちの記憶を書き換えてしまう。
過去の記憶は形を変え、やがて意識の底に沈んでゆく。

部屋に並んだ幾枚ものカンヴァス。
私の時間が、その上に降り積もる・・・

7月26日（木）

木枠、古本、らーめん、モスバーガー。
青木繁の絵。

ヴァレリー『レオナルド・ダ・ヴィンチの方法』

7月25日（水）

真っ白だった画布に、線と色を重ねてゆくと、世界が現れる。
それが楽しい・・・

7月23日（月）

悲しみの森。
理屈よりも行動。
鍋に、落としぶた。

7月20日（金）

Please make me a real boy.....

少年は愛されたいと願った。

人間は求めるだけで、与えることを忘れてしまった・・・

7月19日（木）

無限について、一日中考えていた。
数でも量でもない、単なる概念。
人が抱く、可能性への思考。

概念をいくら積み重ねても、眼の前で咲く花に及ばない・・・

7月18日（水）

絵肌。
材質や厚みとは別のもの。

7月17日（火）

描くことはできても実在しない「不可能図形」。
ＡＩと「動機」。

7月16日（月）

意識は何処で生まれるのか。
場所、物質、反応・・・
すべてが解き明かされても、心は見えない。

7月15日（日）

叢園にて。

7月14日（土）

暑いときは涼しく、寒いときは暖かく過ごすための構造が、昔の建物にはあった。
でも今は、温度を変える機械仕掛けの道具に頼って、無機質な箱の中で暮らしている。
自然に逆らい、生きる力まで手放してゆくのだろうか・・・

7月13日（金）

展望台。
街は夜に隠れ、灯りだけが広がっていた。

手にした原石を、磨き続けよう。
言葉から離れてはいけない・・・

7月12日（木）

肉じゃが、消えた玉ねぎ。

7月11日（水）

意識と錯誤。

7月10日（火）

流れを垂直に切るように・・・

夜風は、まだ涼しい。
窓辺に飛びのってきた白い子猫を、じっと眺めていた。

7月9日（月）

苦しみを越えて、己に打ち克った瞬間。
センターコートの男へ、誰もが拍手を送った・・・

7月8日（日）

小さな喜び。
純粋という言葉に値するもの。
四千万年前、アフリカで・・・

7月7日（土）

七夕。
偶然、遭遇、出逢い、そして運命。

見逃さなくてよかった。

7月6日（金）

諸国空想料理店。

7月3日（火）

何かが失われてしまった、人々はそう感じている。
ショーヴェ洞窟から、話を始めよう・・・

7月2日（月）

ふと、目に留まった絵。

7月1日（日）

『ドン・キホーテ』
絵本の中に迷い込んだ時間。
現実を忘れて・・・

過去の日々 > 2001年7月