過去の日々 > 2002年12月

12月31日（火） 暖炉が燃える郊外の家。 打ち上がる小さくも華やかな花火。 12月30日（月） 大きな白いカンヴァスは、夜の海を漂う帆船。 12月29日（日） 風景の写真集、現実と無関係な虚構。 12月28日（土） 言葉を介して思考することが少なくなった。 見て感じるだけの日常。 12月27日（金） Museo Stibbert、黄色の館の中に並んだ甲冑の群れ。 重厚な装飾の室内を、窓外の濃い夕闇が覆っていた。 12月26日（木） ただ歩くだけで内面が充実するように・・・ 12月24日（火） 霧の道路を通ってFolignoへ、そしてNatale。 12月20日（金） 雲ひとつなかった。 青と光だけが頭上に広がっていた・・・ 12月19日（木） ヴェルディ劇場にて『Lo Schiaccianoci』。 12月18日（水） DAVIDの前へ・・・ 12月15日（日） 夜、ワイン、チーズ、ハム、会話。 12月14日（土） リンゴの絵。 12月13日（金） 西洋の絵画は図像が力をもっている。 タピスリの文様のように・・・ 12月11日（水） Ferraraにて『Sargent e l'Italia』。 BolognaにてMuseo Morandi。 『Studio di Morandi』に置かれていた絵の中のモチーフ達。 12月10日（火） Modena、ジャコメッティの灰色。 町には表通りと裏通りがある。どちらもが本当の顔・・・ 12月8日（日） 朝、Bargello。Giambolognaのgufo。 暖かな書店に、不自然に置かれていた一冊の本。 12月6日（金） 何処かに道が残されている限り、歩いてゆける。 12月4日（水） 図書館で過ごす午後、彫へい粘土。 夜、古いラジオから溢れ出したmusica classicaに耳を傾け・・・ 12月3日（火） 三ヶ月経っても、この街のことを何も知らない。 同じように、自分の故郷のことも知ってはいないのだろう。 12月2日（月） デッサンあるいは時間の軌跡、ひさしぶりに飲む緑茶。

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