過去の日々 > 2003年12月

12月31日（水） 午後、飛行機は成田に着いた。 電車に揺られ、なつかしい場所へと向かった。 不思議なほど違和感はない。 ひとつの地平の上に、在るのを感じた・・・ 12月30日（火） ふたりの友人に見送られ、私はフィレンツェを去った。 しかし、目を閉じればいつでも、ドゥオーモのある街が見える。 さあ、還るべき場所へ・・・ 12月28日（日） バルジェッロ、パラティーナ、そしてウフィツィ美術館。 あいさつをするように、展示室を廻った。 12月23日（火） 午前の陽光の中、フィレンツェの街をたしかめるように歩いた。 こうして何度､サン・ミニアートの丘に上ったことだろう。 淡い青空の下､赤褐色の屋根を抱いた花の都が広がっている。 記憶の奥まで染み込んだ風景は、もう消えることはない。 ドゥオーモのクーポラを見つめながら、丘を下った・・・ 12月19日（金） スクロヴェーニ礼拝堂、ジョットの青・・・ 再びヴェネツィア、夕暮れのドゥカーレ宮殿。 12月18日（木） 晴れたヴェネツィア、舞台の如き世界。 Santa Maria Gloriosa dei Frari、ティッツィアーノの『Assunzione』。 絵が人々の内面を支えていた時代・・・ サン・ジョルジョ・マッジョーレ島、塔からの眺めに、ただ立ち尽くした。 アカデミア美術館、Giorgione。 ヴァポレットに乗り､夜の水上都市を巡った・・・ 12月17日（水） ウフィツィの図書館、閲覧室の大きな窓から見る最後の空。 こうして幾つもの場所を去り、還ってゆく・・・ Biblioteca Riccardiana 12月14日（日） 私は 座っている 正面には 聖母子像が見える 頭上には 巨大な穴が在った・・・ 曇り時々雨のローマ 12月13日（土） ヴェメロの丘、サン・エルモ城から見渡すNapoli。 青い空､ヴェスヴィオ山、輝く海 「Vedi Napoli, e poi muori」の風景 卵城を包む潮風、国立考古学博物館のヘラクレス 12月12日（金） 雨のポンペイ。 プレゼーピオを売る露店が並び、暖かな光が溢れていたナポリの夜。 12月11日（木） スパッカ・ナポリをゆっくり歩いた。 カポディモンテ国立美術館、Tizianoの『Danae』。 12月7日（土） パラティーナ美術館。 考えることも急ぐこともなく、絵を見られるようになった気がする。 ラファエロの絵のある部屋で腰掛け、時が流れるのを感じていた・・・

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