3月29日（木）

非塗工紙、久隅守景『夕顔棚納涼図』。
今日の光景。

3月28日（水）

こども図書館で昼寝、エングレーヴィングな午後。

3月27日（火）

近年の書物や絵画は価値が薄いと言うより、根本の密度がない。
やり直すとは、戻ることではなく、そこから始めること。

3月26日（月）

「不老不死が目的なのかね？」

3月23日（金）

風景をそのまま写しても、実景には及ばない。
さらに己の心象を注いだとき、比肩できる…

3月22日（木）

波心庭、菓銘、淡く溶ける色。

「歴史的人物としてのゴータマはその臨終においてさえも、仏教というものを説かなかった。彼の説いたのはいかなる思想家・宗教家でもあゆむべき真実の道である。ところが後世の経典作者は右の詩に接続して、仏教という特殊な教えをつくってしまったのである」（中村元）

3月21日（水）

バターサンドを食べながら考える…

3月20日（火）

たまに買い物をすると、財布に残る何枚かのレシート。
それらを栞やメモ紙に使う。

3月19日（月）

会ったこともない或る作家の死とは、時代の外へ逝ってしまうこと…

3月18日（日）

鏡は平面であるが、現実と見間違う。
炒飯を三度作り直す、アミノカルボニル反応。

3月17日（土）

totem pole

3月16日（金）

「料理を教えるのに数字を使うの、いかんと思いますのや。好みも材料の質の違いも一緒くたにして、同じ分量数字で教えるのは罪悪ですがな」（辻嘉一）

3月14日（水）

例えばVHSデッキは、1990年代製の方が性能もよかった。
精密機器においても、「新しい」は進化を意味しない。

3月13日（火）

この世に花が咲く限り…

3月12日（月）

三冊届くが、期待していた内容にあらず…
『The painting technique of Pietro Vannucci, callled il Perugino』
『Il Ghirlandaio di Vallombrosa』
『Le vernici per il restauro』

3月11日（日）

心でしか動かぬもの…

3月10日（土）

17世紀までに書かれた絵画技法へ繋がる一次文献は100種ほど在るが、実際に役立つものを数えたら、片手の指で足りてしまう。それらを読んだとて、誰の技法も身につかない。実物の絵画だけが技を伝えてくれる…

3月9日（金）

『Pre-Raphaelite Painting Techniques』届く。

3月8日（木）

石膏の《ラ・パンセ》、立っていた《堕ちる男》、大理石のやわらかな《眠り》。
ブロンズ像はコピーに過ぎず、物自体ではなく、造形だけが本物なのだ。

3月7日（水）

シンプルな全体を、緻密な部分で調和させる。
興福寺の阿修羅、その眼差し。

3月5日（月）

日常を希薄にできても、現実から離れることはできない。
大切にするとは…

3月4日（日）

いつか砂漠へ行かなければ、と思った。
ラファエロを継ぐ…

3月3日（土）

赤紫の桜草、電灯とリモコン。

3月2日（金）

図書館で技法史文献を写す。