10月31日（土）

神坂雪佳の狗児、百々世草。

10月30日（金）

絵具を操る…

10月29日（木）

キスリング、コーパル、バクテリア、骨董生活。

10月28日（水）

着物の青にセルリアンブルーを使った。この色は、スクロヴェーニ礼拝堂で見上げた、天空の乾いたウルトラマリンを思い出させる…

10月27日（火）

灰リス毛とイタチ毛の無印筆。

10月26日（月）

沈まぬ魂…

10月25日（日）

「無欲一切足　有求萬事窮」（良寛）
「明日は御座なく候」（蓮如）

10月24日（土）

ヴァイオリン製作のDVD、ニスの塗り始めが映っていない…

10月23日（金）

人工物を身にまとった日常はほとんどが、つり合わない色でできている。
現実に存在しているから、どんなに不自然であっても疑わない。
絵にする時、本質的な違和感が表出する…

10月22日（木）

新渡戸稲造と猫力、斉藤秀三郎、岩崎民平、西脇順三郎。

10月20日（火）

朝惑う、玉響の…

10月18日（日）

武蔵野線、炎舞、翆苔緑芝、名樹散椿、雁皮紙に金砂子の「撒きつぶし」、MDノート。

「私ハ正シキ善キ道ヲ歩ムコトニ努力シテイルノミダ」
（速水御舟、昭和5年10月22日付日記より）

10月17日（土）

狩野永徳『唐獅子図屏風』、若冲『動植綵絵』三十幅、酒井抱一『花鳥十二ヶ月図』、応挙『旭日猛虎図』、岩佐又兵衛『小栗判官絵巻』、近くで見ても無限の広がりを…

記憶には時系列があっても、十年前と昨日を同じ感覚で思い出す。
ただ目の前の物理的なものだけが、時の経過を明示する。

10月16日（金）

うさぎ旅、目的地も帰る場所もなければ放浪。

10月14日（水）

透明酸化鉄は木の質感を出すグレーズにちょうど合う。
天然顔料の代わりではなく、新たな領域として使えば合成顔料もわるくない…

10月13日（火）

絵の中の画鋲に金箔をおく。

10月9日（金）

『那智瀧図』、水のうねり、双羊尊。
薄い桃色の空、金箔に色を重ね描かれた空気。

その写真家は「子どもたちの瞳の奥に」と書いた。
君のまわりに微笑みは降っているか…

10月8日（木）

嵐の前の静かな朝。

10月7日（水）

白黒写真は遠く、カラー写真は近い、色と記憶と時空。

10月6日（火）

amber、レンブラントは樹脂も好まない。

10月4日（日）

ひさしぶりに長く走った足は、重いが心地よい。
温泉、Pils、花林糖。

10月3日（土）

『Correggio』と『luce dei miei occhi』届く。

10月2日（金）

西川一草亭の生花。

10月1日（木）

高村光雲と石川光明。