7月31日（土）

Balaustrata di silenzio
per appoggiare stasera
la mia confusione

7月30日（金）

窓を鳴らす風、三更月下無何に入らず・・・

7月29日（木）

眠っていた白いカップを送った。

7月28日（水）

色覚の恒常性が後天的であることは、むしろ自然な帰結。
ふたつの紅茶、缶のラベルが想いを遠くへ誘う・・・

7月27日（火）

少年は、思索の夜空を見上げ、北極星を探した。
その動かぬものを知れば、迷わず歩いてゆけるから・・・

7月26日（月）

生を知る者、死を畏れず。

7月25日（日）

「例えば、弓道に個性は必要か？」
「…否」

7月24日（土）

『エトワール』（Tout près des étoiles Les danseurs de l'Opéra de Paris）

7月23日（金）

玄関にトンボが止まっていた。
黒と黄の縞模様、緑の複眼、オニヤンマだった。
何処の水の中で、数年間を生きてきたのだろう・・・

7月22日（木）

アンカーアイス

7月21日（水）

絵具も、建物のように確かな構造で築けば、幾百年も崩れることはない。

7月20日（火）

ある男は言う。
「本当にすごいものは、写真に撮ることができない」と。

7月19日（月）

遠い時代の忘れ物を、探しにゆく。
なぜなら、そこにすべてが在るのだから。

7月18日（日）

叔父のADSL。

7月17日（土）

『STEAMBOY』、多大な時間と製作費がかかっているのは分かる。
しかし、もう一度観たいとは思えない。
小学六年の頃、あの映画を観た時の満足感は、もう得られないのだろうか。

7月16日（金）

箱庭の灯籠。
技術とは・・・

7月15日（木）

うさぎと亀とアフォーダンス。

7月14日（水）

赤い風船。

7月13日（火）

熱と温度。

7月12日（月）

価値観は、個人あるいは集団における判断であり、変化する。
東洋と西洋の差異も同じく、相対的なものに思う。
ならば、変化せぬ、普遍的なものは・・・
私は未だ、晴れやかに告げることができない。

7月11日（日）

地球には、191の国があるという。
政治、法律、主義、思想・・・
それらは、大地を耕し生きることに比べれば、些細なものに過ぎない。

7月10日（土）

旅とは、別の日常に出会うこと。
雨上がりの夕暮れ、南の空。

7月9日（金）

化学反応についての理論の多くは、目に見えない世界の話。
しかし実際に反応は起こっている。
このどこか曇った気分は、いつ晴れるのだろうか・・・

7月8日（木）

うな重と山椒。

7月7日（水）

ひっくり返すイメージが好きで買った丸いテーブルを、部屋の隅にしまった。
そして、古くて細長い机を置いた。

7月6日（火）

olio d'abezzoを混ぜた画用液を調合。

7月4日（日）

昨日描いた絵を、見るのはこわい。いつも。
気づかなかったmistakeが見えてしまう。
それは微少なりとも、視点が熟成するからだと考えるとしよう・・・

7月3日（土）

数式の意味を論じても、先へは進めない。
原理をみつけた場所まで、降りて行かねば・・・

7月2日（金）

届いた四冊の本から、一枚。

7月1日（木）

たとえ世界が共通の言語をもったとしても、何も変わらないだろう。