9月30日（日）

「日本画の線は、その走り具合や、重たさや軽さによって、物体の硬軟や疎密は言うに及ばず、物その物の内面的実質までもその気持ちを如実に出すの妙があるのです。それでありますのに今の日本画家の内の多分の人は、この線の研究や鍛錬を軽んじて色を塗る事にばかり苦心をしていられるのは、日本画の持つ独自の特色を喪うものであると思われまして、誠に残念に思うところでございます」（上村松園）

9月23日（日）

潮岬、橋杭岩、那智の滝。

9月21日（金）

椅子をバランスボールに換えた。
絵を描くときの坐り心地は良好。

9月20日（木）

そういうこと。

9月19日（水）

「魔法」という響きが内包するもの…

9月18日（火）

ふと思い出す、ブールデルのベートーヴェン。
「例えば、手首の外側にぽっこりふくらんでいる骨の名は？」

9月17日（月）

バベルの図書館

9月16日（日）

光琳の『燕子花図屏風』から伊勢物語を想うように、観る者を導く絵画へ…

9月15日（土）

esquisse、歌のLibrary。

9月14日（金）

己のなかで熟成したものだけをかたちにするため、費やした歳月…

9月13日（木）

着物を着物として描いたのは松園ただひとり。

9月11日（火）

存在の不思議さ、無限感、主客未分…
それらも、確かなものを支える要素であることを、いまは知っている。

9月10日（月）

線、色、面…それらに境界はない。
『浜田廣介童話集』、『新川和江詩集』。

9月9日（日）

『Desiderio da Settignano: La scoperta della grazia nella scultura del Rinascimento』

サン・ミニアート・アル・モンテ聖堂の「ポルトガル枢機卿の墓碑（Monumento funebre del cardinale del Portogallo）」に、デジデリオが関わったという記述は見あたらず、残念。

9月8日（土）

三冊届いた。
画集や文献を入手するのは、ささやかな好奇心。

『John Singer Sargent: Figures and Landscapes, 1874-1882』
『Durer to Veronese: Sixteenth-Century Painting in the National Gallery』
『Velazquez: The Technique of Genius』

9月7日（金）

穏やかな色も、関係の中で鮮やかな光を帯びる。
個々の色の彩度に頼ってはならない。

9月6日（木）

風雨が窓を打ち鳴らしていても、気にならなかった。
自由にあれ…

9月5日（水）

図書館の目立つ書棚に置かれていた、谷川俊太郎『あなたはそこに』…

9月4日（火）

寝転がると、夕焼けの桂林が見えた。

9月3日（月）

手紙を送った。
また私たちは語り合えるだろう。
それぞれの道を歩みながら…